スロップシンクは必要?設置場所は?実際に使用している感想、用途や注意点を紹介

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最近では、新築やリフォームでスロップシンクを検討される方が増えていますね。

スロップシンクの使い道や必要性が知りたい!

とお悩みの方へ。

この記事では、実際にスロップシンクを使用しているわが家の経験から、用途やメリット、注意するポイントなどを紹介します。

スロップシンク導入の検討にあたって、ぜひ参考にご覧ください。

目次

スロップシンクとは?

「スロップ」とは「汚れた水」という意味で、スロップシンクは主に汚れた物を洗うための底の深いシンクのことです。

洗面台よりも深さがあり、清掃用具や泥汚れなど洗面台やキッチンで洗うことに抵抗のあるものを扱うのに便利な設備です。

使用例・メリット

スロップシンク採用の検討にあたって、まずは使用目的を明確にすることが重要です。

使用目的によって、設置場所必要なサイズなどが変わってきます。

どのような使い方があるのか、わが家での使用例と合わせてご紹介します。

わが家は分譲マンションで、テラスに設置されています。

上履き・スニーカー洗い

わが家では幼稚園から小学生の今もずっと、子ども達が毎週上履きを持ち帰ってきます。

なので、何年間も毎週末上履き洗いの作業が発生しています。

上履き洗いは汚れた水が周囲に飛び散る事もあり、汚れがひどい時にはしばらく洗剤につけておきたい時もあります。

まさにスロップシンクの出番!

わが家のスロップシンクはテラスにあるので水はねや飛び散りも気にならず、洗った上履きをそのままテラスに干すことができます。

飛び散りを気にせずに、今では小学生の子ども達が自分で洗うことが出来ています。

作業の頻度が高く何年間も続く作業なので、スロップシンクの存在がとてもありがたいです。

絵具・習字道具洗い

スロップシンクのメリットはたくさんありますが、私が中でも一番良かったと思っている用途が「絵具・習字道具洗い」です。

わが家の子ども達は、授業で使った絵具道具や習字道具を持ち帰ってきて家で洗います。(学校や地域によって異なるかもしれません)

夏休みや冬休みの宿題でも絵具や習字道具を使います。

賃貸に住んでいた時は洗面台で洗っていましたが、やはり周囲に飛び散ってしまいますし、シンクの汚れも気になります。

ペットボトルでカバーを作るなどの工夫もしてみたものの、完全には防ぐのは難しく、子ども達も洗いづらそうでした。

スロップシンクがある今は、汚れを気にせず洗えるので親も子も気持ちがラクです。

汚れた衣類を洗う

子どもがいると汚れた服を洗うのは日常茶飯事です。

特に大変なのが泥汚れ。

幼稚園・保育園や小学校の体操服は白が多いから泥汚れが目立つ…

スロップシンクがあると泥汚れも飛び散りを気にせずジャブジャブ洗えます。

つけおき洗い

汚れた服や上履きを洗うにあたって、汚れがひどい時はつけおき洗いをしたいですよね。

スロップシンクがあると、洗面台や浴室を占領せずにつけおきをすることができます。

家族が歯磨きや手洗いで使用したい時に邪魔になりません。

また、スロップシンクは通常にシンクより深さがあるのでつけおきしやすいです。

アウトドア用品を洗う

わが家のスロップシンクはテラスにあるので、レジャー用品ガーデニング用品なども気兼ねなく洗えます。

ホースを付けて使用することもでき、ビニールプールを出す時もスロップシンクから水を張れます。

その他

その他にも

  • 散歩後のペットの足洗い
  • 泥付きの野菜を洗う
  • 清掃用具洗い
  • 植物への水やり
  • 子どもの外遊び時の手足洗い

などの用途が挙げられます。

設置場所

設置場所は、用途・使用目的によって異なります。

一般的に、下記に挙げる場所に設置することが多いです。

ランドリールーム・洗面脱衣室・パントリー等

ランドリールームや洗面脱衣室、パントリーなどの家事動線まわりに配置すると、主に洗濯や清掃に使用する場合に便利です。

メリット
  • 家事動線が良く、衣類洗い、つけおき洗いなどに便利
  • 雑巾など清掃用具を洗うのに便利
  • 冬場でも寒くない
デメリット
  • 屋内にスペースが必要(坪数増加)
  • 屋外使用品は洗いにくい
  • 周囲の壁や床への水はね対策が必要

テラス・バルコニー等の屋外

テラス等に設置すると、靴洗い等に加え、アウトドア用品を洗ったり、花の水やりなどにも使えます。

わが家はこのパターン。テラスに最初から設置されていました。
上履きを洗ってそのまま水滴を気にせず外に干せるところが、特に気に入っています!

メリット
  • 汚れたものを屋内に持ち込まずに済む
  • 汚れたものを洗ってそのまま外に干せる
  • 水はねや水滴が気にならない
  • アウトドア用品を洗いやすい
  • ペットの足洗いに便利
  • 花の水やりや外遊びなど多用途で使用できる
  • 周囲やシンクが汚れても掃除が簡単
デメリット
  • 冬場は寒い
  • 洗濯機から遠く、洗濯物の予洗いやつけおき洗いには動線が悪い
  • 土埃などでシンク自体が汚れやすい
  • 枯葉などが飛んできて溜まる事があり清掃が必要
  • 地域によっては冬場の凍結対策が必要

土間収納・玄関土間・勝手口・ガレージ等

玄関土間など出入口付近に設置すると、帰宅後室内にあがる前に手洗いができる「ただいま手洗い」としても利用できます。

汚れたものを屋内に持ち込まずに済み、土間なので水滴も気になりません。

土間収納内などの目立たない位置に配置できると良いですが、玄関土間に配置する場合は見た目を損ねない為の工夫が必要となります。

勝手口やガレージでしたら見た目も気にならないですね!

メリット
  • 帰宅後室内に上がる前の手洗い場としても使用できる
  • 汚れたものを室内に持ち込まずに済む
  • 散歩後のペットの足洗いに便利
  • 床に落ちる水滴が気にならない
  • 冬でも屋外ほど寒くない
デメリット
  • 玄関にあると見た目の印象を損ねる可能性がある為、見えない位置にするなど配置の工夫が必要
  • 間取りによっては洗濯動線が悪い
  • 地域によっては冬場の凍結対策が必要

設置する際の注意点

設置後に後悔しないために、スロップシンクを設置する際に気を付けたいポイントです。

使用目的を明確にする

先述したように、使用目的によって設置場所や必要なサイズなどが変わってきます。

用途・目的に合わない物や場所を選んでしてしまうと、せっかく導入しても有効利用できません。

まずは使用目的を明確にしてから、導入の有無や設置場所・サイズを検討しましょう。

お湯も使える方が便利

できれば、お湯も使えるようにした方が利便性が高いです。

お湯の方が汚れが落としやすく、オキシクリーンでつけおきするならお湯は必須です。

冬場も手が冷たくなりません。

わが家のスロップシンクはお湯が出ないので、オキシ漬けの際は不便です。そこが唯一残念なところ。
もし戸建て注文住宅なら、お湯を出せるようにしたかった!

設置高さ

洗い物をする時に楽な体勢で使えるよう、設置高さに注意しましょう。

低すぎると腰痛のもとになってしまいます。

洗剤や小物の収納場所を検討する

スロップシンクはシンプルなデザインのものが多く、基本的に物を置くスペースはありません。

上部や周囲に棚を設けるなどして、洗剤やブラシなど必要な小物を置く場所を計画しておきましょう。

棚と一緒にポールもついていれば、洗った雑巾などを掛けておけて便利です。

周囲への水はね対策

汚れたものをガシガシ洗うので、特に屋内に設置する場合は周囲の汚れや水はねへの考慮が必要です。

周囲の壁や床は、汚れや水に強く清掃しやすい素材をおすすめします。

壁はタイルやキッチンパネル、床はクッションフロアなどが適しています。

その他、防水・防汚機能のついたクロスなどもあります。

凍結対策

特に屋外や土間へ設置する場合、地域によっては冬場の凍結対策が必要です。

施工会社に相談して適切な対策をしてもらいましょう。

まとめ:スロップシンクでストレス減

以上、スロップシンクについて私の経験を交えてご紹介しました。

私の感想としては、便利で使用頻度も非常に高く、もし今後戸建て住宅を建てることがあれば迷わず採用したいアイテムです。

お子様のいるご家庭には特におすすめしたいです。

ぜひ、ご自身のライフスタイルに合わせて検討してみてください。

参考になりましたら嬉しいです!

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